写真1 新しい虫コブ。美唄、庭のケヤキ、2005/6/1。

写真2 古い虫コブ、高さ最大7mm。美唄、庭のケヤキ。2001/8/17。

被害の特徴
樹 種 ケヤキ。
部 位 葉。
時 期 春~秋。
状 態 葉の表側に長さ約6~7mmの虫コブ(虫えい)がある。コブは春は緑色だが、夏以降は茶色になる。春はコブの中にアブラムシがいる。

和名  ケヤキフシアブラムシ

学名 命名者  Paracolopha morrisoni (Baker)

分類  カメムシ目(半翅目)Hemiptera


生態  寄主はケヤキ。
 卵越冬。早春に孵化し、新葉の裏側につき吸汁加害する。その刺戟で葉はへこみ葉表に虫えい(コブ)ができる。虫えい中で繁殖し、夏に翅のある雌成虫が脱出しササに移住する。夏から秋はササの根で繁殖する。10月にケヤキに戻り、ごく小さな成虫を産み付ける。雌成虫は体内に卵を持ったまま樹皮の隙間に張り付いて死亡するといわれている。

分布  北海道・本州・九州、北米。

被害  森林や庭などでしばしば多発するが、木が枯れたり衰弱することはないようである。このため、防除の必要はないと考えられる。もっとも、道内でケヤキ造林が行われるようになったのは最近のことであり、被害実態はよくわかっていない。